平和に暮らすことを当たり前だと思っている日本人には、何か遠い別の世界で起きていることのように感じられるかも知れませんが、飛行機でわずか6時間のところで、現在、今、地雷で肉がぞうきんのように破られ、骨は砕かれ、肉につきささり、暑さと湿気の中でもがき苦しむ人がいるのです。カンボジアが特別な国なのではありません。
アフガニスタン(1000万個)、カンボジア(400〜600万個)、イラク北部(クルド人地区400万個)、アンゴラ(1500万個)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(300万個)、クロアチア(300万個)、モザンビーク(300万個)、ベトナム(350万個)…、世界79ヵ国でこのようなことが起きているのです。
もし、あなたが今、通学途中で地雷を踏んだら…、もしあなたのおかあさんが買物中に地雷で右手や右足を吹き飛ばされたら…、あなたの妹が通学中に両足をもぎとられ、しかもまだ生きていたとしたら、あなたはどうしますか?
日本政府は1999年3月の条約発効を機に、これまで以上に対人地雷の一掃のために、予算措置を含め、先進的な役割を果たすと表明しました。しかし、今後条約が守られ地雷が新たに埋められなくても、このままいけば除去に数百年を要すといわれています。それまで埋設地帯の人々は自らの手や足と引き替えに地雷を爆破していくという危機にさらされ続けるのです。
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